ラグビーで攻撃する側がしたいことは二つあります。その二つとは
です。
なるべくこの二つを満たすように攻撃側はプレーを選択します。しかし、そう上手くはいかないので、この二つを天秤にかけて、一方を取ることもしばしばです。
ルール改正で相手に渡したボールを取り返すことが難しくなったため、最近は「ボールを保持し続けること」を最優先で考えるようです。
トライを取るためには相手のゴールラインまで走りこまなければなりませんし、ペナルティゴールを成功させるためには敵陣深くに攻めこんでいなくてはなりません。どちらの場合も「前進すること」が必要です。攻撃側は当然前進することを考えます。
キックをすれば簡単に前進することはできます。しかし不用意なキックは相手にボールを渡してしまうだけであり、「ボールを保持し続けること」という原則に反します。
ボールを前方に投げてはならないため、前進することは容易ではありません。しかし、それでも前進しなくてはならないので、そのために様々な戦術が考えられました。
野球などと違い、ラグビーではボールを保持している方に攻撃権があります。
80分間の試合のうち、片方のチームが70分ボールを保持していたとしたら、そのチームが勝利する可能性は非常に高いでしょう。
ですから、ボールがマイボールとなって攻撃権を得たら、そのボールを保持し続けて攻撃権を相手に渡さないことを考えます。
攻撃の原則をひっくり返せば、それが防御の原則となります。すなわち、防御側がしたいことは、
の二つです。防御側は前に出るタックルでこの二つを同時に実現することを狙います。